ハーレー・ショヴェル・シングルシーター
復帰後第1作:
20数年振りに模型作りに復帰した記念すべき?第1作です。
友人がビルを新築、その地下に素晴らしいモデル・ショールームを完成させ、
「なにかバイクのデカイのでも欲しいね」などと催促され、
それなら一丁作ってみようかなと、数十年ぶりにチャレンジしたものです。
ハーレーのショヴェル・ヘッド FLH1200を
1950年代のパンヘッド Duo Glideあたりをイメージした
シンプルなシングルシーターに改造というのをテーマに取り組みました。
改造:
ベースキットはタミヤの初期のハーレーFLH1200です。
ハーレーは大好きなのですが、どうもフルカウルは頂けませんので全てを剥ぎ取る計画です。
改造は昔の通りホイールのスポーク張りから始めます。
数十年前の初期製品とはいえ、世界の田宮ですから組立には何の問題もありません。
問題なのは鈍った腕と散逸した工具、固まった塗料です。
さほど時間もかからず完成と思っていたのですがそうはいきません。
しかも部品がデカイ。組み立てていくとどんどん大きくなります(当たり前か)。
改造部品を作るのも容易でなく
シングルシーター用として、遂にポリスタイプを購入してしまいました。
その他の改造としては、エアクリーナーカバーをオロナミンCの蓋で作ったり、マフラーを新造したり
そうそうタンクマークをインレタ特注で作ったりもしましたね。
仕上げ:
全く個人的な嗜好ですが、以前からモデルの新車仕上げというのが好きではありません。
まず真空蒸着メッキがオモチャっぽいこと。貼り合わせ個所やパーティングラインの処理が上手くできません。
また実際に乗っている人は良く知っている通り、バイクは必ず錆びます。
どんな分厚いメッキがしてあってもそれを留めた鉄ボルトには直ぐ赤錆が発生し
手入れが悪ければアルミも白錆が浮きます。
そんな訳で折角綺麗に仕上がった部品をエナメル系黒や銀でベタベタ汚し、赤錆を載せていきます。
まあ実際はこんなに錆びたり汚れたりしたバイクはめったに見ませんが
雰囲気、雰囲気です。
実車とキットについて:
この実車は1973年製ハーレー・ダビッドソンの最高級モデルFLHです。
FLは74キュービックインチ(1200)のシリーズで、FLHはその高圧縮
モデル(8.0)を表します。

60年代末から総合スポーツ企業AMFとの関係を深めていたハーレーは
ついに1970年代に入り、ついにAMFの傘下となり、82年に自らが買い
戻すまで不幸な時代が続きます。
第2次大戦後の華やかなパンヘッド時代、今の高い人気と信頼性あふれる
エボリューションに比較し、ショベルヘッドの時代は丁度そのAMF時代
と重なり、ハーレー受難の時代だったように思うのは私だけでしょうか。
そのAMFマーク・ロゴが最初にタンク・マークとして入ったのが、この
73年モデルからで、その意味ではちょっと悲しい記念碑といえましょう。

田宮のキットは、1974年夏に発売された1/6バイクシリーズの相当初期の
製品です。当時のパッケージにはポリスタイプ共々デカデカとAMFロゴ
が表示してあるのも、今となっては時代を感じます。
1980年には、いっそう豪華なキャスト・ホイールのFLHクラシックに
取って代られ、廃番となりましたが、ポリスタイプは今でも時々は店頭で
見かけるようです。
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